今月21日夕方から24日の朝まで、諸用でタイムズカーレンタルにてC1Gクラスのレンタカーを借りました。
車種を指定せずに予約すると若干割引されるため、当日店舗に行くまでわからないんですが、今回は最新型のDJデミオの1.3Lガソリン6AT車でした。
今回利用した店舗のC1GクラスはDJデミオの他に、MA15Sソリオ、130系ヴィッツ、E12ノート、GKフィットがあります。
実はDJデミオは以前にも一回、レンタカーで数日間乗ったことがあるのですが、正直近年のマツダ車のクオリティの高さに圧巻しました。
もれなくマツダの魂動デザインを落とし込まれたデザインは好き嫌いがわかれるとは思いますが、とてもスタイリッシュに思えます。個人的にはあまり好みではないですが；
私個人としては、それ以上に内装の質感にとても驚かされました。
このクラスの車のベンチマークといえばやはりトヨタのヴィッツだと思うんですが、とても同価格帯の車とは思えないほどに質感が高いんです。
エアコンこそマニュアルですが、画像からもその質感の高さが伺えるかと思います。
前回初めてDJデミオに乗り込んだ時、軽い感動を覚えたほどでした(笑)
ただ、これも好き嫌いが分かれる部分かと思いますが、マツダコネクトによるダッシュボードに張り出したナビが個人的にはデザイン性にも視野性にもマイナスになってるかなと思います。
BMWが十年以上前からこのようなシステムを採用していますが、どうせ後から真似するならBMWのように、もう少しデザインに一体感を持たせても良かったのでは、と思いますね～；
価格帯が全く違うので仕方のない面もありますが、マツダコネクトの採用によって2DINナビがそもそも装備できないというデメリットもあるようです。
今回のDJデミオは6AT車だったんですが、MT車のようなレザー？のシフトブーツやカーボン調のパネルがスポーティさの演出に一役も二役も買ってくれています。
また、マニュアルモードのシーケンシャルシフターは奥に倒すとシフトダウン、手前に引くとシフトアップというGにかなった配置になっているところも良かったです。
トヨタのシーケンシャルシフターは手前がダウン、奥がアップになってるんですよね。
ただオートマ車はやっぱりゲートシフトのほうが良いかなあ、なんてことも思ったり。
ちなみにDJデミオのオートマ、かなり優秀です。
特にマニュアルモード。
めちゃくちゃリニアにシフト操作を受け付けてくれてかなり気持ちのいい制御になっています。
また、さらにスポーツモードの出来がめちゃくちゃ良い！
前回乗った時はスポーツモードは試さずに、今回が初体験だったんですが、正直欲しくなってしまいました。
タコメーターが無いのが残念でしたが、スポーツモードにするとずいぶんギアが引っ張り気味になります。
イメージ的には2速20km/h、3速40km/h、4速60km/hくらいまで引っ張ります。
そして60km/h巡行から信号停車などのためにアクセルを戻すと勝手にギアを落としてエンブレが効くようにしてくれるんです。
さらにはワインディングロード等でコーナーに差し掛かる際に減速をすると、ブリッピングまでしてくれます。これにはもはや素で笑いがでました(笑)
スポーツモードにすることで若干足も変わるのかな？もしかしたらプラシーボかもしれませんが、少なくともワインディングレベルだと吸いつくようなコーナリングが楽しめます。
これもボディ剛性の高さと足の完成度の高さによるものだと思います。
1.3Lなので絶対的なパワーはないですが、ついついコーナーが続くと無意識的に攻めてしまいたくなる車です。
まさに”走る歓び”を潜在的に感じさせてくれます。
ちなみにシートリフターもずいぶん懐が広く、全下げにしてチルトステアリングも全下げすると、わりとドライビングポジションも低くなり、座面も若干バケットシートになります(笑)
こういうところからもスポーティさを感じられましたね。
DEデミオもDYデミオから比べて大幅な進化を遂げて非常に評価の高い車でしたが、DJデミオはまたキャラクターの異なった車に仕上がっていると感じました。
ただ、これだけスポーツ指向ゆえにブレーキの甘さとステアリングの軽さが逆に気になってしまいました。
また、FFゆえの後部座席の乗り心地の悪さは仕方がないと割り切るしかないんですかね～。
あとこれは特に走りには関係無いですし、グレードや装備に依存する部分かもしれませんが、リアウィンドウのヒーターの効きがとっても悪かった（
これだけスポーツモードで遊んで、普通にエアコンも使ってたんですが、17.24km/Lという低燃費でした。
トヨタ車至上主義の私ですが、正直130系ヴィッツの1.3Fを買うくらいだったらDJデミオの13Cが欲しいなって思えるくらいにいい車です。
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