タイムズカーレンタル / 2016.9~ ランドローバー・レンジローバーイヴォーク SE PLUS (4WD/9AT)

先日のBMW・X1(F48)に引き続き輸入車です。
今回は砂漠のロールスロイスとも呼ばれるイギリスの名門ランドローバー。
BMWと同様、4月にタイムズモビリティネットワークスとジャガー・ランドローバー・ジャパンが協力し、対象のタイムズカーレンタルの店舗でジャガー、ランドローバーの両車がレンタルできるようになりました。
福岡県の店舗では、ランドローバー「ディスカバリー」、「ディスカバリースポーツ」、「レンジローバースポーツ」、「レンジローバーイヴォーク」、ジャガー「F-PACE」をレンタルすることができます。
レンジローバースポーツにレンジローバーイヴォーク、Fペースなど乗ってみたい車はたくさんありますが、スケジュール的にも金銭的にも厳しいため、今回はレンジローバーイヴォークを48時間レンタルしました。
プレミアムブランドのレンタカー…100台のジャガーとランドローバーがタイムズカーレンタルに登場 | レスポンス(Response.jp)
ボディカラーはサントリーニ・ブラック
10年前の2008年に、北米国際オートショーにてLRXとして発表されたコンセプトカーをベースとして、2011年より販売されているランドローバーのエントリーモデル。
レンジローバーという車名は、イギリス王室御用達でもあるランドローバーのフラッグシップモデルを意味するものであり、エントリーモデルながらその血をしっかりと引いていることを表します。
それを証明するかのように、イヴォーク第1号車はイギリス王室に納車されているようです。
登場から7年を迎える今年末にはフルモデルチェンジの噂も流れており、モデル末期ということで、しっかりと熟成されているといえるでしょう。
日本登場時には、ランドローバーらしからぬ低いシルエットが目を引くスタイリッシュなデザインに、多くの有名人が釘付けになったと言われています。
CGTVでお馴染みの音楽家松任谷正隆氏や、お笑いコンビおぎやはぎの小木博明氏が所有している(いた?)のは有名。
フロントに横置きで搭載されるエンジンは、2L直列4気筒ガソリンターボエンジンと、2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンの2種類。
今回試乗したのは前者のエンジンが搭載されたモデルです。
MY2018より、完全ジャガー・ランドローバー製の「インジニウムエンジン」と呼ばれる新開発のエンジンが搭載されています。
しかし残念ながら今回配備されているのはMY2017で、搭載されているエンジンは過去に資本提携関係にあったフォード製の「エコブーストエンジン」。
フォード・エクスプローラーなどに搭載されているものと同じものです。
「インジニウムエンジン」との相違点は驚くほど少なく、スペックだけを見れば燃費性能と低速トルクが強化されただけで、最高出力や最大トルクに変更点はありません。
トランスミッションは、当時乗用車向けでは世界初のZF・9HPと呼ばれる9速ATを搭載。
後にジープ・チェロキーなどにも採用されています。
MY2014以前はアイシンAW製の6速ATでした。
100km/h巡航時で9速1,500rpm前後とかなりクロスしたギア比が採用されており、6速ATを搭載していた頃のモデルに比べ、燃費性能も向上しているよう。
普段のDレンジの走行では1速は全く使わない制御になっているようでした。
エンジンを始動するとせり上がるダイヤル式のシフトセレクター
ランドローバーによると、0-100km/h加速7.3秒、最高速度217km/hを誇るイヴォーク。
先日のBMW・X1(F48)と遜色ないスペックですが、加速感を得られたのは断然この車です。
普段は高い静粛性と9速ATを持ってして、とてもジェントルなイメージのイヴォークですが、ひとたびスロットルを開けると、意外にも荒々しいエンジンサウンドを奏で、2tに迫る巨体を引っ張ります。
この加速感は病みつきになってしまうほどでした。
ただ、Dレンジではお世辞にもスロットルレスポンスが良いとはいえず、タイムラグを感じてしまうのは残念。
ステアリングについているパドルシフトでのシフト操作は、ダイレクト感がありGOODです。
ブリッピングっぽい制御をしてくれます。
18インチ7スポークスタイル706アロイホイール
渡河水深限界500mmを誇るイヴォーク。
20インチタイヤを履くグレードもある中、SEプラスの235/60R18インチタイヤでも乗り心地は結構硬めです。
路面のギャップがゴツゴツと伝わってきますが、不快な突き上げ感のようなものはありません。
ロール量も車高の割には少なく、スポーティーな印象を受けました。
コマンド・ポジションと呼ばれるランドローバー伝統の、見下ろせば近くの地形を確認できる視認性の高さは、スポーツ・コマンド・ポジションとしてイヴォークにもしっかり採用されています。
その恩恵もあってか、日本では大きすぎるとされる1,900mmの全幅も苦になる場面はありませんでした。
郊外のバイパス道路やワインディングロード等の、高速域での旋回の場面。
実は舗装路の上でイヴォークが一番輝くところなのではないかと思います。
圧倒的な接地感、ボディ剛性、ステアリング剛性の高さ。
抜群に安定したコーナリングが、一切の不安なしにできてしまうのには驚かされました。
普段は少し硬く感じてしまう足回りも、走りを意識したものなのかも。
もともとオフロードで真価を発揮するトルクベクタリングの恩恵が、思わぬところでも受けられているのかもしれません。
直線基調ですっきりとしたシンプルなインテリアですが、至るところにレザーが多用されておりプレミアムブランドならではの上質感が演出されています。
また21:9の10.2インチワイドタッチスクリーンも全グレード標準装備。
日本仕様向けになってはいるものの、怪しい書体にカタカナが多く、ローカライズは今ひとつといったところ。
1,900mmという全幅を誇るだけあって、横方向の広さは流石です。
どっしりと構えたセンターコンソールも相まって、運転席、助手席間がとても遠く感じます。
ウインカーレバーやワイパーレバーの剛性も高く、かっちりとした操作感です。
また、イギリスを代表する老舗のオーディオブランド、「Meridian(メリディアン)」の10個のスピーカーと1つのサブウーファーを備えた380Wのシステムが標準装備されています。
かまぼこ気味にクリアで鳴ってくれるため、全体的に上品な印象を受けました。
オプションで16スピーカーにすることも可能です。
太くて頑丈そうなAピラーと大きなサイドミラー、さらにサイドミラー付け根の室内部にはツイーターが埋め込まれていることもあって、右前方は死角になりがち。
後方視界は絶望的。
見るからに死角の多そうなボディスタイルをしていますが、その点に関しては案の定なので注意が必要です。
パーフォレイテッドグレインレザーシート
フルレザーのシートはやや滑りやすい素材でホールド性はイマイチ。
イギリス車ゆえかシート自体が大きめのつくりで、日本人には大きすぎるのかも。
SEプラスではメモリー機能付きパワーシートはオプションとなりますが、この車には装備されていました。
ラッゲージスペース容量は575L。
リアシートは6:4分割で前方収納が可能で、その場合の容量は1,445Lまで拡大することができます。
このボディサイズの車では一般的な容量でしょうか。
記事こそX1の後に出すこととなってしまいましたが、試乗したのはかれこれ2ヶ月以上前の5月中旬、ちょうどマツダ・ロードスター(ND5RC)に乗る前でした。
実は私はこのイヴォークが初輸入車。
車両価格が600万円を超える車なだけに当たり前なのかもしれませんが、質感の高さは流石です。
スタイリッシュなクーペライクなボディスタイル、レザーをふんだんに使用した高級感溢れるインテリア、オフロード性能は然ることながら機敏で抜群の安定感を誇る足回り。
アクセルレスポンスの悪さや死角の悪さなどネガティブな部分もありますが、それをあっさりと忘れてしまうほど楽しい車です。
特にコーナリング性能の高さはスポーツカーと言っても過言ではないほど。
イヴォークをランドローバーのスタンダードと捉えるのは間違いかもしれませんが、ランドローバーがエントリーモデルとしてこの車をマーケットに投入したのは正解と言えそうです。
なぜなら私自身、イヴォークが欲しくなりましたし、他のランドローバー車も乗りたくなりましたから。
ガソリン残量が11.6Lを下回ると警告灯が点灯
ほぼ2名乗車で604kmを走行し、64Lを給油。
今回の燃費は約9.42km/lの計算となります。
一時渋滞に巻き込まれてしまった割には、JC08モード燃費の10.6km/lを8割以上達成しているのは優秀です。
カタログ燃費が低すぎるのかもしれませんが…。


試乗車データ
ランドローバー・レンジローバーイヴォーク SE PLUS (CBA-LV2A)
ボディサイズ:全長*全幅*全高=4,355*1,900*1,635mm
ホイールベース:2,660mm
車両重量:1,790kg
駆動方式:4WD
エンジン種類:直列4気筒DOHC 16バルブターボ
総排気量:1,995cc
トランスミッション:9速AT
最高出力:240ps/5,500rpm
最大トルク:34.7kgm/1,750rpm
タイヤ:235/60R18 107V(ピレリ・スコーピオンヴェルデ)
サスペンション:マクファーソンストラット/リンク・ストラット
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク/ディスク
JC08モード燃費:10.6km/l
価格:\6,080,000-
試乗車:\6,748,000-(諸費用別)
オプション:エボニーモルジンヘッドライニング(\39,000-)、自動防眩ヒーター内蔵ドアミラー(\24,000-)、スペアタイヤ(\32,000)、電動調整式12ウェイフロントシート+運転席・助手席メモリー(\175,000-)、アドバンスド・パークアシスト(\183,000-)、レーンデパーチャー・ワーニング、レーンキープ・アシスト、自動緊急ブレーキ及び居眠り注意機能(\110,000-)、キーレスエントリー(\105,000-)

年式:平成30年3月登録(2017.8~)
出発時ODO:537km
走行状況:市街地:高速道路:ワインディング=3:5:2
走行距離:604km
使用燃料:64.14L(無鉛プレミアムガソリン)
燃費:9.42km/l(満タン法)、9.0km/l(車載燃費計)

レンタル料:\32,281-(免責補償料込)
燃料費:\9,820-
高速代:\3,510-


参考文献
・ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社発行レンジローバーイヴォークカタログ(2017年8月)
ご自分の RANGE ROVER EVOQUE - 概要をビルドしてください。
レンジローバーイヴォーク SEプラス(2016年9月) のカタログ情報(10105997)|中古車の情報なら【グーネット】
ランドローバー・レンジローバーイヴォーク - Wikipedia
【松任谷正隆の愛車】


サイドミラー下部から投影されるウェルカムライト



















やや経の小ささが気になるカップホルダー



















キーレスエントリーはオプション



















アドバンスド・パークアシスト



















自車を真上から見下ろした映像



















フロントカメラとバックカメラからの映像



















通常時ラゲッジスペース



















リアシート前方収納時ラゲッジスペース





































ドアミラーがでかい









































































アクセルペダルは吊り下げ式



















運転席から見た左後ろの視界は絶望的






































0 件のコメント :

コメントを投稿