型式:DBA-DJ3FS
トランスミッション:SKYACTIV-DRIVE 6EC-AT
全長:4,060mm
全幅:1,695mm
全高:1,500mm
ホイールベース:2,570mm
車両重量:1,030kg
エンジン型式:SKYACTIV-G P3-VPS
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1,298cc
圧縮比:12.0
燃料タンク容量:44L
最高出力:92PS/6,000rpm
最大トルク:12.3kgf・m/4,000rpm
JC08モード燃費:24.6km/l
最小回転半径:4.7m
タイヤ:185/65R15
サスペンション:マクファーソンストラット/トーションビーム
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング式ドラム
メーカー希望小売価格:1,350,000-(新車当時)
当ブログにおけるレンタカー・カーシェアの記事の始まりはデミオ(DJ)でした。
今、改めて読み返すとずいぶんと稚拙な文章ですが、その後数回運転しても良いイメージは変わらず、とても楽しい車です。
ここ2ヶ月の間、立て続けにデミオを運転する機会があり、改めて記事を作る運びとなりました。
今回お借りした車両は、平成28年7月登録の2万kmほど走行した久留米500わ45-34と、平成27年8月登録の4万kmほど走行した久留米500わ41-93の2台です。
偶然にも、前回記事の車(久留米500わ41-91)とナンバーがたった2番違いです。
2台合計でおよそ1,000kmに渡り走行した感想です。
2014年9月に販売が開始されたシリーズ4代目となるデミオのガソリンエンジン、FFの最もベーシックなグレード、13Cです。
モデルチェンジの度に、がらっと印象を変えてくるデミオですが、当代では先代のやんちゃでスポーティーなイメージから一転、格上であるアテンザやアクセラに近い上質感のあるデザインとなりました。
ロータリー亡き後のマツダの主力ともいえるスカイアクティブエンジン。
今回お借りした車両はガソリンモデルのスカイアクティブ-Gというエンジンが搭載されています。
エンジンサウンドはわりと大人しめ。逆にアイドリングはややうるさく感じました。
Dレンジで停車中、メーター内にあるi-stopランプが点滅している時に、ブレーキペダルを踏み増すことでアイドリングストップします。
ブレーキペダルを緩めることで再始動。
エンジンの再始動は普通にセルが回るため、ややレスポンスの悪さが気になります。
1.5Lガソリンエンジンや、ディーゼルエンジンがラインナップにあるため、どうしても排気量の小ささゆえに非力さを指摘されることが多いようですが、小柄で軽量なボディの恩恵もあってか、私はパワー不足を感じることはありませんでした。
タイヤは前後185/65R15インチ。一部上級グレードは185/60R16インチを履いているようですが、65扁平はやや野暮ったい印象。
サスペンションはフロントマクファーソンストラット、リアトーションビームと小型FF車ではごくごく一般的なつくりですが、ワインディングでもロール量が少なく、路面にピタッと吸い付くようなコーナーワークが可能で、恐怖感がほとんどありません。
大きめのギャップを拾った時などの、リアの突き上げ感はそれなりにあります。
このクラスではどうしようもないのでしょうか。
ハンドル自体は軽く、クイックなセッティングとなっているため、あくまで雰囲気を楽しむレベルにしか留まりませんが、非常に気持ちの良いドライビングができました。
ブレーキのタッチもマイルドで、とても扱いやすかったです。
高い位置に設定されたウエストライン、魂動デザインに基づいた複数のプレスライン。
マツダの登録車で、最も安価で最も小さい車にも関わらず、チープさを感じさせない車作りに圧巻です。
全長わずか4mのボディに、比較的傾斜のついたA・Cピラーを持ち合わせているため、後部座席の足元は結構狭め。
ヴィッツにもいえますが、常時3人以上乗る場合はやや辛いですね。2人乗りと割り切って使う方が良いかと思います。
後部座席は走行中に座ることが無かったため、乗り心地等についてはわかりかねます。あしからず。
助手席後ろのシートポケットが13Cでも標準装備なところが個人的に好評価ポイントです。
後部座席の狭さとは対象的に、荷室は深さ、奥行き共に余裕があります。
こちらも13Cでも荷室の照明が標準装備な点が良いですね。
限られたコストの中で、優先されるべき部分が厳選されているように思います。
また、リアハッチが軽く、ダンパーも柔らかいため、開閉にあまり力がいらず、半ドアになりにくい点も良かったです。
個体差やハッチの大きさの違いもあるのかもしれませんが、同じマツダでもビアンテ(CCFFW)のリアハッチの硬さとは雲泥の差です。
ちなみにリアハッチの軽量化のために、カローラフィールダー(160系)等では、素材に樹脂が採用されているそうですね。
外観だけでなく内装も、欧州車のように、格上であるアテンザ、アクセラ等と統一感があり、一目でマツダ車と分かるつくりになっています。
シンプルながらも高級感があり、私はとても好きです。
ひと昔前の日産車のように、インパネにボタンがたくさん並ぶデザインはごちゃごちゃして苦手です;
Aピラーの傾斜がきつく、ピラー自体もやや太めでウエストラインが高いため、見切りは同クラス他車と比べると、あまりよくありません。
ヴィッツやノート(E12)と比べると、やや車両感覚が掴みにくいかもしれません。
13Cでもハンドルのチルト機能・テレスコピック機能が標準装備されており、どちらも可動域が広いため、ドライビングポジションの自由度は高めです。
シートの前後・上下の可動域も広めかつ微調整が可能なのも良かったです。
硬すぎ柔らかすぎずのシートですが、ホールド性はイマイチ。
せっかく車がコーナーで粘ってくれているのに、運転手はセンターコンソールを握らないと粘れません。
先代にはあったCVTを廃止し、MTと6ATのみのラインナップという、時代に逆行するかのようなマツダの姿勢に驚かされます。
ATのセッティングは、燃費を重視してかローギアードかつクロス気味で、50~60km/hで6速まで入ります。
13Cはタコメーターが無いため確認できませんでしたが、わずか1.3Lで50km/hを6速巡行していると、再加速時のもたつきや、キックダウンによるショックやギクシャク感が顕著に現れ、気になる場面がありました。
これがディーゼルだと太いトルクを活かして、ぐいぐい加速してくれるのかと思いきや、あちらは真逆のギア比となっているようで…。
スポーツモードはとっても優秀です。
こちらについては前回の記事に詳しく書いております。
当代より採用されたマツダコネクト。
欧州車を意識したと思われる、ダッシュボード上に突出したナビ画面は、視認性は良いですが、場合によっては死角を作り出すことにもなり、賛否両論ですね。
私としては正直どこについていてもあまり気になりませんが…。
タイムズカーレンタルではマツダコネクトではなく、ディーラーオプションのJVCケンウッド製マツダスマートナビゲーションが装備されています。
こちらのナビ、操作性や機能はJVCケンウッドの汎用2DINカーナビとほぼ同じです。
一応メーカーオプション設定ということで、ハンドルやセンターコンソールのスイッチからの操作も可能です。
しかし同じくタイムズカーレンタルで借りたデミオでも、センターコンソールスイッチがあるものと無いものがあり、無い車両は収納スペースとなっています。
センターコンソールスイッチが無くてもハンドルから操作できますし、ナビ自体もタッチ操作が可能なのでなんら問題はありませんが、同じグレードで同じナビながらどうして差異が生じているのか気になります。
先月お借りした45-34は、2名乗車で460km程度走行し満タン法で19.2km/lをマーク。
今月お借りした41-93も同じく2名乗車で490km程度走行し、20.6km/lをマーク。
めちゃくちゃ燃費走行を心がけたわけでもなく、先月に至っては30分程渋滞に巻き込まれていたにも関わらず、JC08モード燃費を8割達成できてしまう低燃費に驚きました。
13Cは実は既に5回も借りており、累計2,500km以上走行しております。
そろそろディーゼルにも手を出してみようかと検討中です。
参考文献
・マツダ・デミオ - Wikipedia
・価格.com - デミオ 2014年モデル 13Cのスペック・仕様(2014年9月26日発売) - 自動車カタログ・価格比較
・【MAZDA】デミオ グレード&スペック - ディーゼル/ガソリンラインナップ
・demio_specification_201711.pdf
・【MAZDA】デミオ専用マツダスマートナビゲーション DJK2 V6 600|ナビゲーション
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